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【2021年冬アニメ】『ワンダーエッグ・プライオリティ』整理・考察【前半終了】

みなさんお久しぶりです!

気絶してない時の我妻善逸です。

 

今回は2021年冬アニメ覇権[要出典]ワンダーエッグ・プライオリティ(以下:ワンエグ)の記事となります。

 


TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」振り返り特別映像

 

今期は「約束のネバーランド」「五等分の花嫁」「ゆるキャン△」といった原作モノの続編が多いですが、このワンエグはアニオリ作品です。

101回目のプロポーズ」「高校教師」「家なき子」などを手掛けた野島伸司の原案・脚本作品であること、また声優陣が豪華であることから話題となっています。

 

※この記事は第6話終了時点の情報となります。※

 

 

登場キャラ

 

主要キャラ

・大戸アイ CV.相川奏多

14歳の少女で主人公。友人である小糸を亡くし不登校となる。

オッドアイが特徴的であり、コンプレックス。

名前の由来はオッドアイからであると思われる。

小糸を生き返らせるためエッグ世界で戦う。

戦闘フィールドは学校。

武器は4色ボールペンを変形させたメイス。

声優は同じく放送中である「IDOLY PRIDE」で成宮すず役を演じる相川奏多さん。

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・青沼ねいる CV.楠木ともり

褐色の肌が特徴的なクールな少女。14歳ながら大企業の社長を務める。

妹がいたが自分を刺したのちに自殺している。

戦闘フィールドは大きな橋の上。

武器はコンパスを変形させた銃と剣。

声優は楠木ともりさん。「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」(レン/小比類巻香蓮)、「デカダンス」(ナツメ)、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(優木せつ菜/中川菜々)など。

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・川井リカ CV.斉藤朱夏

金髪が特徴的な14歳の少女。4人の中で最も身長が低い。

ジュニアアイドル「渾身全力キッス」のメンバーとして活動していた過去がある。

ねいるからは図々しいという評価を受けるが、次第に打ち解ける。

左腕にアームカット痕があり、「もう切らない約束」をしている。

両親は離婚済みで複雑な家庭環境を匂わせている。

自分の熱狂的なファンであったちえみを生き返らせるためエッグ世界で戦っている。

戦闘フィールドは海水浴場の崖。

武器はカッターナイフを変形させたカッターの二刀流。

声優は斉藤朱夏さん。「俺を好きなのはお前だけかよ」(サザンカ/真山亜茶花)、「ラブライブ!サンシャイン!!」(渡辺曜)など。

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・沢木桃恵 CV.矢野妃菜喜

ボーイッシュで高身長な14歳の少女。

アイのいる美術部の顧問である沢木先生の姪にあたる。

中性的(どちらかいうと美男子)なビジュアルにコンプレックスがある。

親友であるハルカから言い寄られた過去があるが、ハルカは既に故人である。

戦闘フィールドは電車と駅のホーム。

武器は傘?(第6話時点で不明)盾や槍として使いこなす。

声優は矢野妃菜喜さん。「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(高咲侑)、「ウマ娘 プリティーダービー」(キタサンブラック)など。

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物語のキーマン

 

・長瀬小糸 CV.田所あずさ

アイの友人であり、本作のキーマン。

アイと同じ美術部に所属していた。

学校で転落自殺しており故人となっている。

 

・沢木修一郎 CV.中澤まさとも

アイの学校の先生で美術部の顧問。

桃恵は姪にあたり、ビジュアルも似ている。

桃恵と同じく女性からモテモテである。

不登校となったアイの自宅によく家庭訪問をしているが、アイの母である多恵とはただならぬ関係を匂わせている。

アイのオッドアイは魅力的だと褒めている。

 

・大戸多恵 CV.白石晴香

アイの母親。既に夫とは離婚済み。

昔はファッション雑誌の編集長をしていた。

不登校となったアイを常に気にかけており、リカからは理想の母親として高い評価を受けている。

 

・アカ CV.内田夕夜

アイをエッグ世界へ誘った謎の存在。

メガネにジャケットといった紳士的な姿をしている。

 

・裏アカ CV.高橋広樹

アカとともに、アイたちのエッグ世界への挑戦を支えている存在。

ラッパーのような姿をしており、言葉遣いはアカを比べ砕けている。

 

・ねいるの妹

ねいるを背中を刺し抉ったのち、橋から飛び降り自殺している。

 

・ちえみ

売れないジュニアアイドルだったリカの、熱狂的かつ唯一のファンだった少女。

リカからは「財布」「ブス」「デブ」「手汗すごい」といった辛辣な評価を得ている。

実際、リカに多額の金を貢ぐ金蔓となっていたが、最終的には万引きしたものを換金してまで貢ぐ形となり、リカから絶縁される。既に故人となっている。

 

・ハルカ CV.本渡楓

桃恵の親友であり桃恵に女性として接する数少ない存在だったが、桃恵に交際を迫る。既に故人となっている。

 

エッグの少女とワンダーキラー

 

〜第1話〜

・西城くるみ CV.安済知佳

エッグの少女。

学校でイジメを受けていたような描写がある。

アイの武器となる多色ボールペンの持ち主。

 

・井上 CV.青山吉能

ワンダーキラー。くるみのトラウマ。

斧を持っており、顔にはモザイクが掛かっている。

青山吉能さんはTwitterで「村上」役と言っていたが、実際は「井上」だ。

 

〜第2話〜

・鈴原南 CV.佐藤聡美

エッグの少女。

新体操部の顧問から体罰を受けていた。

 

・顧問教師 CV.八百屋杏

ワンダーキラー。南のトラウマ。

アイ「なんだこのおばさん!?(驚愕)」

 

〜第3話〜

浜辺の女の子 CV.羊宮妃那

エッグの少女。

 

・浜辺の怪物 CV.水越健

ワンダーキラー。浜辺の女の子のトラウマ。

Q.「若い女は好物だ!食わせろ!」 

A.「なら、風俗行けばいいの!」

 

・みこ CV.井上麻里奈

・まこ CV.田辺留衣

エッグの少女。アイドルの追っかけ。

パパ活をしてまで追っかけをしていたが、アイドルの自殺に対し後追い自殺をする。

アイとリカに救われる。

 

・マダムサチコ CV.勝生真沙子

ワンダーキラー。

みことまこが好きなアイドルのストーカーだった阿佐ヶ谷マダム。

一度はリカを石化するも、討伐される。

 

 〜第4話〜

・美和 CV.花守ゆみり

エッグの少女。電車で痴漢をされた過去を持つ。

告発するも痴漢の犯人が父の上司だったことにより、父は解雇され、母に責められる。

 

・会社の専務 CV.多田野曜平

ワンダーキラー。美和のトラウマ。

ばんざーーーい!

 

瑞希 CV.古賀葵

エッグの少女。桃恵に恋をする。

 

・ハチ女 CV.新谷真弓

ワンダーキラー。瑞希のトラウマ。

桃恵を男性と間違える。

 

  〜第5話〜

・綾香 CV.千本木彩花

エッグの少女。

家出少女であったことが語られている。

 

・ヨダレ CV.川津泰彦

ワンダーキラー。綾香のトラウマ。

俺は神様!ギブアンドギブ!

 

 ・葵 CV.Lynn

エッグの少女。長い黒髪が特徴。

なぜ一番美しい姿である今この時に死なないのか、ねいるに問いかける。

 

・巻き毛 CV.斎藤彩夏

ワンダーキラー。葵のトラウマ。

正体は葵自身だった。

 

〜第6話〜

・吉田ヤエ CV.宮下早紀

エッグの少女。眼帯をしている。

見えない存在が見えているが、誰も信じてくれない。

 

・怪物少女 CV.武田華

ワンダーキラー。ヤエのトラウマ。

声優の武田さんはねいるの秘書、田辺美咲役を兼任している。

 

 キーワードの整理と考察

ワンダーエッグ・プライオリティ」

本作のタイトル。

第6話冒頭でアカが復唱させたことにより、タイトル回収した。

その際に「私たちの最大の目的」と発言している。

プライオリティ(Priority)とは優先権・優先順位といった意味がある。

エッグの少女を護ることが最優先という意味であるとは思うが、イマイチしっくりこない。命の取捨選択を迫られる場面が今後くるのかもしれない。

各話のタイトル

・第1話「子供の領分

"子供の領分"とはクロード・ドビュッシーのピアノの組曲である。ドビュッシーのことをよく知らないためタイトルの真相は分からないが、タイトルから思春期の子供たちの世界の物語であることが掴める。エンディング曲である「Life is サイダー」の歌詞のリンクさせるのにぴったりなタイトルだと思う。

 

・第5話「笛を吹く少女」

"笛を吹く少年"というエドゥアール・マネの絵画が存在し、この絵画は背景が無いことが特徴とされている。ねいるの過去・経緯が少し分かる回、初戦闘シーンの回であるため、語られなかった(背景が分からなかった)ねいるの真相が少し分かってくるという意味だろうか。こちらのタイトルもあまり意図が掴めない。

 

・第6話「パンチドランク・デー」

訳すと"強烈な日"、"衝撃的な日"といったところだろうか?

この回は母である多恵から、沢木先生との交際を考えていると伝えられる回である。

そのままの意味だろうと思う。

 

エッグ世界の武器

 ・4色ボールペン型メイス

アイが第1話でエッグに挑戦した際に使用し、持ち帰ったボールペン。アイのメイン武器であり、後述である謎の深い存在「西城くるみ」とアイを繋ぐアイテムである。

この4色はアイ、ねいる、リカ、桃恵のイメージカラーである。

 

・カッターナイフ

リカの使用する二刀流が特徴的なメイン武器。リカの左腕のアームカットもこのナイフの傷であると考えられるとともに、その性格故に自分も人も傷つけてしまうことを象徴した武器といえる。ちなみに第3話のタイトルは「裸のナイフ」である。

 

・リボン

第2話で顧問教師討伐の際に使用した南のリボン。

 

・ペンライト

第4話でマダムサチコ討伐の際にみこまこから授かった2本のペンライト。

ウルトラオレンジとかフルボトルバスターとか言われている。

 

・数珠

第6話で使用したヤエの数珠。

これを手にしたことにより、ヤエだけが見えていた怪物少女が見えるようになった。

また、第6話ラストで先生のもとに走る直前に写っている。

これまで見えなかった先生の真意が見えたのかもしれない。(ミスリードか?)

 

にゃらめるこーんず

第6話で登場する4人のLINEグループの名前。

前回である第5話で、キャラメルコーンを食べていたことからだろう。

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また、第5話のボウリングの際のプレイヤー名だが、

アイ → アイアイ

ねいる → ネイチェル

桃恵 → モモーモ

リカ → リカリン

といったようになっている。

プレイヤー名で最後に入力されたのがリカであること、第3話にてアイの呼び名候補の中に「アイアイ」があったこと、リカの性格などから、リカの考えたニックネームであると考えられる。「にゃらめるこーんず」についても特徴的なネーミングセンスであることから、リカ命名の可能性が高いだろう。

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西城くるみの存在 

第1話のエッグ少女である西城くるみ。

エッグ世界の仕組みについてアイに教えるなど、明らかにエッグ世界が初めてじゃないことが描写させている。エッグに挑戦経験がある、自分の入ったエッグに挑戦されるのが初めてじゃないなど、様々な予想ができるが現時点で真実は不明。アイのくるみは自殺したのかという問いに対し、アカが「ノーコメント」という返答をしている謎の深いキャラであり、再登場の可能性もあるかもしれない。

アイの武器である4色ボールペンは彼女の私物である。

 

オッカムの剃刀

第6話でねいるが発言した哲学用語。

多くを仮定せず、物事はシンプルに考えましょうという意味。

ねいるはアイの悩みの根本に、そもそもアイが沢木先生に好意があるという前提があるのではないかと考えた。

リカがこのワードに反応したのは、カミソリで自傷行為をしていたからだろう。

 

 

エッグ世界とアンチ/アカと裏アカ

・エッグ世界の構造

メインキャラ4人に関わる故人が彫像となっており、エッグ少女を救っていくことで生き返らせることができるとされている。

 

① 複雑な事情により死亡

  ↓

② エッグの中に入る

  ↓

③ エッグ挑戦クリアによりトラウマ解消

  ↓

④ 彫像化し、生き返らせる挑戦が可能になる

 

こんな構造になっているのでないかと思う。

 

アカがアイをエッグ世界に引き込む際、「君の欲しいものが入ってる」ガチャがあると言っている。

ちなみにこれは「友達」であると既に答えが出ており、実際にエッグの中に入っている少女のトラウマを解消することで友情が芽生えている。また、エッグに挑戦していくことでねいる達と知り合うことができた。

第1話でくるみに「(友達がいらないのなら)エッグを割ったりしない」と指摘を受けている。

しかしながら、この時アイが最も欲しかったのは「友達」ではなく「友達だった小糸の死の理由」であるような気もする。

エッグは自分の大切な人の死を乗り越えるとともに、本来あるべき理想の人間関係を学ぶためにあるのではないだろうか。

 

・アカと裏アカ

前述のようにアイたちをエッグ世界に引き込んだアカと裏アカ。

そもそも、この2人は明らかに怪しいマッチポンプ的存在であると匂わせている。

そして脚本・野島伸司であるこの作品において、「生き返る」というファンタジー要素があるようには思えない。

当然、この2人は何か意図(マッチポンプ的要素?)があるはずなので、物語の中核を担っているのは間違いないだろう。

第5話の桃恵の発言「私たち自殺しちゃうかも」 に反応し、ボウリングを許可していることから4人には退場されると困るのだと考えられる。

 

・アンチ

第6話で「ミテミヌフリ」が「アンチ」という存在に変貌している。これは4人に対する嫉妬や羨望により変貌した姿であると語られている。見て見ぬふりしている存在と、出る杭を打つ存在が表裏一体であることを指しているのだろう。

この「アンチ」の存在は、アカと裏アカが4人の少女たちをゲーム感覚で見ている(見世物にしている)ことをより感じさせている。

 

・ポマンダーのお助けキャラ

ソウルジェムみたいなやつポマンダーから出てくるお助け使い魔。

アイはカメレオン

ねいるはヘビ

リカはカメ

桃恵はワニ

それぞれが指す意味は思いつかなかったので、皆さまに考察をお任せします。

嫉妬や底意地の悪さが好物であり、アンチを捕食する。

食べさせ続けるとどうなるんでしょうね・・・??

 

・戦闘フィールド

戦闘フィールドについては対象の彫像が落命した場所だろう。

アイ → 小糸 → 学校の屋上

ねいる → 妹 → 橋の上

リカ → ちえみ → 海水浴場の崖

桃恵 → ハルカ → 駅のホーム

 

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長瀬小糸と沢木先生

この物語のキーマンであるアイの親友である長瀬小糸、そしてアイと小糸が所属する美術部の顧問である沢木修一郎先生。

転校生であった小糸は沢木先生に贔屓されていたことによりイジメを受けていた。

そのイジメが原因により小糸は自殺したわけではなく、本来の原因は別にありそのカギを沢木先生が握っている。

という解釈を視聴者がするよう、ストーリーは進んでいる。

 

沢木先生は普通ではない頻度でアイの自宅に家庭訪問をしており、母である多恵とただならぬ関係を匂わせる描写が多い。

明らかに怪しい存在として描かれており、沢木先生が黒幕というのはミスリードである可能性が高いように思う。

 

小糸がデッサンモデルの変更をアイに提案していたことや、沢木先生に泣きついていたことから、小糸が沢木先生に対し好意があったことは事実ではないだろうか。

ここで上がるのが他殺という選択肢だ。

 

以上のことから自分が考えたのは、

① 失恋のショックによる小糸の単純な投身自殺

② 第三者からの他殺

アイが小糸が死体を確認したのは教室であったが、他殺だと周りに気付かれてしまうことや、小糸の彫像の位置から、教室からの投身ではないだろう。その場合、アイも犯人の候補となってしまうのだが・・・。

 

そして第6話ラストにアイは、沢木先生に対し「学校行きます!」と宣言している。

直前の戦闘で入手した「見えないものが見える数珠」を持っていることから、

① 先生の意図(真意)が分かった

② 自分の本当の気持ちが分かった

以上のどちらかを表しているのではないかと思う。

これに関しては、自分は①なのではないかと考えている。

 

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まとめ

あくまで第6話終了時点での情報及び考察ですので、基本的にみんなミスリードになると考えてます。

また、野島伸司脚本作品であることから主要キャラから誰かが退場してもおかしくないのかな〜と思っています。

また、ワンエグの物語が大きく動いた時に記事を書くかもしれません。

 

それではまた。